前回の記事からかなり日が空いてしまいました。
このサイトを通じて数多くのお問い合わせ、そして
撮影のご依頼をいただき大変感謝しております。
さて、お客様から寄せられるご質問で、
■VRゴーグルでどうやって見れるのですか?
というご質問が最近多くなってきたので、
今回はVRゴーグルとマーターポート(マターポート)の連携、
閲覧方法についてご紹介したいと思います。
[VRゴーグルの種類]
マーターポート(マターポート)とは別で、
普段からVRコンテンツに慣れ親しんでいる方であれば
すでにご存知かと思いますが、
VRゴーグルには大きく分けて3つの種類があります。
■モバイル型VRゴーグル
■スタンドアローン型VRゴーグル
■据え置き型VRゴーグル
の3種類です。
現状、私が実際に所持して閲覧しているVRゴーグルは、
モバイル型とスタンドアローン型の2種類。
いずれもマーターポート(マターポート)の3Dコンテンツが
VRモードで体験できるのですが、
閲覧方法と見え方がそれぞれ異なります。
[モバイル型VRゴーグル]
モバイル型のVRゴーグルは、ゴーグル内にスマートフォンをセットして閲覧するタイプです。
後述のスタンドアローン型や、
PC・ゲーム機に接続して使う
据え置き型と比べると閲覧・描写性能は
どうしても劣ってしまいますが、
価格が数千円程度と安価で購入できる点と、
操作が簡単で扱いやすいというメリットがあります。
また、後述のスタンドアローン型に比べて
描写性能が劣るとはいっても、
初めてVRでマーターポート(マターポート)を
閲覧される方にとっては
十分すぎるほどの臨場感が得られるはずです。
[モバイル型VRゴーグルでの閲覧方法]
※注:11/9現在iOS14以降には対応していないようです。近いうち修正されるとは思いますが…。
(1)スマートフォンからMatterport VRアプリをダウンロード。
(2)スマートフォンでマーターポート(マターポート)コンテンツを開く。スマホ画面右下にあるVRゴーグルアイコン【◎◎】をクリック。
(3)Matterport VRアプリを起動し、[VRに入る]を選択。
(4)スマートフォンをVRゴーグルにセット。
(5)セットしたあとVRゴーグルで閲覧できます。
ちなみにモバイル型VRゴーグルの場合は、
マーターポート(マターポート)コンテンツ内の空中に
青い丸のようなものが表示されるようになり、
それに目線を合わせることでウォークスルーできる仕組みです。
[スタンドアローン型VRゴーグル]
スタンドアローン型のVRゴーグルは、外部機器(スマホやPC)との接続が不要で、VRゴーグル単体で稼働するタイプです。
スタンドアローン型のVRゴーグルは
3万円~数万円と高価なものが主ですが、
3D映像や3Dゲームなどを
楽しむために開発されたゴーグルだけあって、
マーターポート(マターポート)コンテンツ閲覧時の
描写性能、臨場感は驚くほどのハイクオリティさを誇ります。
撮影者である私の感想としては、
実際にその場に居るくらいのレベルです。
また、スタンドアローン型のVRゴーグルは
マーターポート(マターポート)閲覧の際、
VRゴーグル独自のブラウザ内で
Webサイトへアクセスできるため、
モバイル型VRゴーグルと違って
専用のアプリが不要なのも◎です。
[スタンドアローン型VRゴーグルでの閲覧方法]
※ここからはVRゴーグル内のミラーリングを使って表示された画像を用いているので画像が汚いですがご了承ください。
(1)VRゴーグルのブラウザからへマーターポート(マターポート)コンテンツへアクセス。
(2)マーターポート(マターポート)コンテンツから「VRに入る」を選択。
(3)VRモードに切り替わり臨場感抜群のVR画面が楽しめます。
(4)ウォークスルーはVRゴーグル付属のコントローラーで遷移できます。
なお、モバイル型VRゴーグルとの見え方の大きな違いは、
VR画面内でも通常のブラウザでの閲覧時のように
地面の◎マークを付属のコントローラーを用いて
クリックしながらウォークスルーできる点です。
ただ、一点マイナスなのは特定の場所(階段の一番上など)が
コントローラーでクリック遷移しづらい点です。
特にスケルトン階段を上がったりする場合、
上手くウォークスルーできない場合もあるので要注意です。
[VRゴーグルで見る方法まとめ]
マーターポート(マターポート)コンテンツは
VRゴーグルを用いて、臨場感あふれるVR映像が楽しめます。
現状、閲覧が確認できているのは以下の2種類で、
■モバイル型VRゴーグル
■スタンドアローン型VRゴーグル
■モバイル型VRゴーグルは
・スマートフォンをセットするタイプ
・閲覧にはMatterport VRアプリが必要
・目線でウォークスルーできる
・描写クオリティはやや劣る
・安価(数千円程度)なのでまずはこちらがおすすめ
で、
■スタンドアローン型VRゴーグルは
・VRゴーグル単体で稼働するタイプ
・ゴーグル内のブラウザから簡単に閲覧できる
・機種にもよるが描写クオリティは最高
・ちょっと高価
・特定のウォークスルーポイントに遷移しづらい難点あり
という感じでしょうか。
マーターポート(マターポート)と同様に、
VRゴーグルも日々かなりのスピードで進歩を遂げているので、
これからも引き続きチェックしていきたいと思います。